ドラマ・コメディ

笑顔って、いいな。『最強のふたり(2011年)』

  作品データ

作品名:最強のふたり ( Intouchables )

公開年:2011年(日本公開:2012年)

監督:エリック・トレダノ

   オリヴィエ・ナカシュ

原作:フィリップ・ポゾ・ボルゴ『 Le Second Souffle 』

出演:   

  • フランソワ・クリュゼ
  • オマール・シー

上演時間:112分

製作国:フランス

ジャンル:ドラマ、コメディ

画像出典:TMDb(The Movie Database)

『最強のふたり』には、大事件が起こらない。

急展開もない。
ハラハラする駆け引きもない。
人生を変えるような教訓を突きつけてくるわけでもない。

あるのは、車椅子の大富豪フィリップと、介護経験ゼロのドリス。

この凸凹なふたりが出会って、一緒に過ごして、笑って、ケンカして、また笑う。

それだけ。

なのに、これがめちゃくちゃ気持ちいい。

ドリスがいいんだよなぁ。

遠慮しない。
特別扱いしない。
フィリップを「障害のある人」として見るんじゃなく、普通にひとりの男として接する。

だからフィリップも笑う。

そして、こっちも笑う。

この映画を観ていると、こう思えてくる。

笑顔って、いいな。

身体が不自由でも。
心が寂しくても。
人生が思い通りにならなくても。

誰かと笑えるだけで、人はちょっと元気になれる。

大きな感動なんて、いらない。
説教も、教訓も、いらない。

ただ、こんなヤツがそばにいたら面白い。

ドリスみたいなヤツが。

そして、笑える相手がいてくれたらいい。

『最強のふたり』を観終わると、なんだか人間が好きになる。

人間って、いいもんだな。

そんなふうに思わせてくれる、気持ちのいい映画だ。

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