SF・アドベンチャー アクション

『アバター(2009年)』――そこに存在すると、信じてしまう世界

  作品データ

作品名:アバター( Avatar )

公開年:2009年

監督:ジェームズ・キャメロン

脚本:ジェームズ・キャメロン     

出演:   

  • サム・ワーシントン
  • ゾーイ・サルダナ
  • シガニー・ウィーバー

上演時間:162分

製作国:アメリカ

ジャンル:アクション・アドベンチャー・ファンタジー

画像出典:TMDb(The Movie Database)

『アバター』を観た。

この映画を観て、まず驚いたのは、パンドラという世界そのものだった。

青く光る植物。
巨大な木々。
そこを飛び回る生き物たち。
そして、そこに暮らすナヴィたち。

映画の中で、たった2時間半ほど覗いただけなのに、まるでずっと昔からそこに存在していた世界のように感じる。

これが凄い。

普通なら「よく出来た架空の世界だな」と思うところなのに、いつの間にか、

「この世界を壊しちゃダメだ!!」

と強く思う自分がいる。

しかも、地球からやって来た人間たちのほうが、だんだん異物に見えてくる。

地球人が宇宙人で、パンドラの住人たちが、この世界の住人。

そんな感覚に、いつの間にかひっくり返されてしまうのだ。

ここまで説得力のある「存在しない世界」を作り上げたことが、何より凄いと思う。

そして、その世界に暮らすネイティリがまた魅力的だ。

しなやかな身体。
躍動感のある動き。
少女のような純粋な表情と、少年のようなストレートな声。

そこに魅せられてしまった地球人(視聴者)の負けは決まったようなもの。

惚れてしまいます(笑)。

地球人の主人公ジェイクだけじゃない。

スクリーンのこちら側にいる私たちまで、パンドラの世界に引き込まれてしまう。

映画を観ているというより、ほんのしばらくの間、本当にそこへ行ってきたような気分になる。

『スター・ウォーズ』が存在しなかった銀河を本物にしてしまったように、『アバター』は、存在しなかった惑星を「ここにある」と思わせてしまった。

この棚の本

  • 『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』
  • 『2001年宇宙の旅』
  • 『ロード・オブ・ザ・リング』

映画は、見たことのない世界に、心を奪われる瞬間をくれる。

そんな一本に出会えたなら、私はこの図書館に並べていきたい。

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